意地悪なキミと恋の勉強


「家、来る?」


「…………へ…」




せっかく

勇気出して言ったのに…


固まってやがる。




「てゆうか来い。

言いなりなんだろ?」




サラサラな李呼の髪に
手を伸ばす。


少し湿ってて……



超セクシー。




「あたし……行っていいの?」



何を言うかと思えば。


何言ってんだ?(笑)




「来てほしいから言ってんの」


「……来てほしい…の…?」




…は??なんだそれ。


可愛過ぎ。反則。



俺は、精一杯 冷静を保つ。




「何、李呼は来たくないの?」




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