意地悪なキミと恋の勉強


「俺の服でも、佑香の服でも
貸してやるよ」




それに、言いなりだから

大人しく入ってこい



そう付け加えた。




「…うん。わかった。

ありがとう」



李呼が風呂に入ったのを確認してから

佑香の部屋に入る。



久しぶりだな、コイツの部屋。


中学んときも入ったりしなかったからな……



クローゼットを開け


適当に服を選ぶ。



……下着は、仕方ないか。


佑香のを貸すワケにもいかないしな。



俺は、李呼に似合いそうな服を選び

風呂場に置いておいた。



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