意地悪なキミと恋の勉強
「……うん…」
怖かった
“お前には関係ない”
って、言われるのが……
でも、聞くから。
だから、明るい答えで
ありますように…
『……してほしくない って
そっちが本気ならしない』
「…え?」
本気で言えば、しない…の?
お水の氷を、ストローでカラカラと回していた手を止める。
『……俺…
李呼が、他の男とデートしてたらイヤだから…
本気で……』
……え…?
「それって…?」
よく、わかんない。
頭、こんがららってる。
首を傾げた途端……
「………そっからは
また今度……」
「……っ!!!!!?///」
後ろから
朱里の腕に包まれた。
…爽やかな匂いと
温かく、がっしりした感触。
………朱里…
「アハハ……
来てくれたの?」
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