意地悪なキミと恋の勉強
「あたしてっきり、二人はもう付き合ってんのかと思ったよ。
さっきの保健室での会話とか
明らかにカレカノだったよ?」
舞結はあたしの髪を
ぐるぐるといじりながら言う。
カレカノ って……
「……まだ、好きじゃないもん」
「…まぁ、いいけど。
明日から行ってみれば?
朱里もモテるでしょ?」
あたしが俯くと、舞結がフォローするように言った。
「…まぁ、李呼に話しかけるなんて
よっぽど自信があるヤツだね」
「え??」
「いゃ、こっちの話。
家に帰ったら、電話してみな?」
舞結の優しい笑顔は
みんなのハートを射止める。
あたしも例外じゃない…///
「もぅ、舞結可愛いっ!!///」
「鏡を見てほしいわよ」
呆れたように言う舞結。
いつものことだけど。
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