ACcess -焔-
バザーに行こうとしたら、噴水の前の所で揉めてるグループが目に入った。
「お前ら、ふざけんのもいい加減にしろよ!」
「こっちのせいだって言うのか!?」
ニ組共武器を手に持ち、戦闘態勢になっていた。
だが戦闘態勢は別に珍しいことではない。
攻撃は出来やしないが、武器を表示させることは出来る。
しかし、そこからスキルや呪文を発動するのは無理だ。
出来たとして、街中で戦闘体制に入れるのはイベントの時と、バグ技でPKを出来る者とGM(ゲームマスター)のみだ。
敵もいない場所で攻撃したってなんの意味もない。
ここにいるのはプレイヤーだけだ。
かと言って、PvP(プレイヤーVSプレイヤー)もない。
だからもちろん、PK(プレイヤーキラー)は御法度。
もし…あの中の誰かがバグ技でPK出来るとしたら、他の誰かが殺される。
「…忍、先にバザーにいるからね。
自分を面倒事になるべく巻き込まないでね…。」
オレは彼らに歩み寄っていて、ドンクレはバザー方面に歩きながらだったので、ドンクレの言葉は遠くの方で聞こえた。
オレは彼らの間に割って入る。
「なーんの話をしてるんスか?
混ぜてくんない?オレも。」
両方のグループに目配せをするようにオレはちらりと顔を見せた。
一瞬にして静まりかえる。
さっきまで言い合いをしていたニ組は気まずそうに目配せをし合い、その場を離れようとしていた。
「まぁ、待ってよ。」
近くにいた剣士の手首を掴んだ。
「で…どーしたの?」
オレ、渾身の最高の笑顔。
その剣士は勢い良くオレの手を振り解いた。
「…チッ。
こつらが、レアを安く売るって言ったのに、質の悪いチート品を高く売りつけたんだよ!」
「だからっ!このレアにしては安いだろっ!?
そっちだって、食いついてきた癖によく言うぜっ!」
「ふ…ふざけんなっ!高いもんは高いんだよっ!
しかもこんなチート品なんか売りつけやがって!」
「んだと、チートだって分かってて買って、文句付けてんじゃないのか!?」
「冗談じゃねぇぜ!
チートだって分かってたら手なんか出さねーよっ!」
「お前ら、ふざけんのもいい加減にしろよ!」
「こっちのせいだって言うのか!?」
ニ組共武器を手に持ち、戦闘態勢になっていた。
だが戦闘態勢は別に珍しいことではない。
攻撃は出来やしないが、武器を表示させることは出来る。
しかし、そこからスキルや呪文を発動するのは無理だ。
出来たとして、街中で戦闘体制に入れるのはイベントの時と、バグ技でPKを出来る者とGM(ゲームマスター)のみだ。
敵もいない場所で攻撃したってなんの意味もない。
ここにいるのはプレイヤーだけだ。
かと言って、PvP(プレイヤーVSプレイヤー)もない。
だからもちろん、PK(プレイヤーキラー)は御法度。
もし…あの中の誰かがバグ技でPK出来るとしたら、他の誰かが殺される。
「…忍、先にバザーにいるからね。
自分を面倒事になるべく巻き込まないでね…。」
オレは彼らに歩み寄っていて、ドンクレはバザー方面に歩きながらだったので、ドンクレの言葉は遠くの方で聞こえた。
オレは彼らの間に割って入る。
「なーんの話をしてるんスか?
混ぜてくんない?オレも。」
両方のグループに目配せをするようにオレはちらりと顔を見せた。
一瞬にして静まりかえる。
さっきまで言い合いをしていたニ組は気まずそうに目配せをし合い、その場を離れようとしていた。
「まぁ、待ってよ。」
近くにいた剣士の手首を掴んだ。
「で…どーしたの?」
オレ、渾身の最高の笑顔。
その剣士は勢い良くオレの手を振り解いた。
「…チッ。
こつらが、レアを安く売るって言ったのに、質の悪いチート品を高く売りつけたんだよ!」
「だからっ!このレアにしては安いだろっ!?
そっちだって、食いついてきた癖によく言うぜっ!」
「ふ…ふざけんなっ!高いもんは高いんだよっ!
しかもこんなチート品なんか売りつけやがって!」
「んだと、チートだって分かってて買って、文句付けてんじゃないのか!?」
「冗談じゃねぇぜ!
チートだって分かってたら手なんか出さねーよっ!」