ACcess -焔-
教えて貰った通り進むと、部屋に行き着いた。
厳かな空気が画面越しに伝わってくる。
真ん中には祭壇のようなものがあり、その上に小さな宝箱が乗っている。
「開けるよ。」
そう言って箱に手を伸ばす君。
中からさっきのが出てきたら面白いな…なんて呟きながら開けたが、そんなものなど入っているはずもない。
ダンジョンのレベルに合った普通のアイテムが手に入っただけだった。
「まぁ…今日の収穫はこんなもんか。
あ、コレあげる。オレには要らないからね。」
そう言って今手に入った物を渡してきた。
「もしかして…ドンクレも要らなかったぁ?」
自分は首を振った。
要らない訳はない。
君からのプレゼントだ。どんな物であっても“嬉しい”には変わりない。
ただ、それは必要ないだけ。
欲しいならいくらでも作れるし、こんな物より遥かにレベルの高い物だって手に入る。
それに、一番欲しい物はこんなもんじゃないから。
「忍、ありがとう。
凄く、嬉しいよ。」
画面越しでも分かるんだ。
君の瞳は少しずつ開いていき、それに比例して頬も赤らんでいく。
口元も重力に反して上に上がり、緊張していた筋肉は緩み始めてる。
厳かな空気が画面越しに伝わってくる。
真ん中には祭壇のようなものがあり、その上に小さな宝箱が乗っている。
「開けるよ。」
そう言って箱に手を伸ばす君。
中からさっきのが出てきたら面白いな…なんて呟きながら開けたが、そんなものなど入っているはずもない。
ダンジョンのレベルに合った普通のアイテムが手に入っただけだった。
「まぁ…今日の収穫はこんなもんか。
あ、コレあげる。オレには要らないからね。」
そう言って今手に入った物を渡してきた。
「もしかして…ドンクレも要らなかったぁ?」
自分は首を振った。
要らない訳はない。
君からのプレゼントだ。どんな物であっても“嬉しい”には変わりない。
ただ、それは必要ないだけ。
欲しいならいくらでも作れるし、こんな物より遥かにレベルの高い物だって手に入る。
それに、一番欲しい物はこんなもんじゃないから。
「忍、ありがとう。
凄く、嬉しいよ。」
画面越しでも分かるんだ。
君の瞳は少しずつ開いていき、それに比例して頬も赤らんでいく。
口元も重力に反して上に上がり、緊張していた筋肉は緩み始めてる。