君の全てを教えて。
その2人が入ってきた瞬間ガラリと空気が変わった。
女子がみんな2人の
周りに詰め寄った。
わ・・・。
確かにちょっとかっこいいかも・・・
背の高い方は
一見チャラく見えたけど、凄くかっこいいし・・・
もう1人の方は
目も大きくて笑顔も
凄くかわいいし・・・
遠くからは見たことあったけど近くで見ると全然ちがう感じに思わずビックリした自分がいた。
気が付くと彼らの周りに
詰め寄ってない女子は私だけだった。
「嘉穂!
ほら、嘉穂も来なよ!!!」
佳奈が中から私を
呼んでいる。
私は仕方なく席を立ち、
彼らの元へ行った。
「竹本くん!
これ親友の嘉穂!!よろしくね!!」
佳奈が自分の紹介をした後、背の高い方にそう言った。
「うん、よろしくね。」
竹本って人がそう言って笑っただけなのに、女子たちは倒れそうな勢いになっていた。
「・・・?」
でも私だけは違った。
この人の笑顔に違和感を
感じたから・・・
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