君の全てを教えて。
「竹本くん。」
「竹本くん。」
・・・・・?
―教室。
どうやら俺はずっと
寝ていたようだ。
「もう放課後だよ。」
「あ、うん・・」
眠い目を擦りながら
体を起こす。
携帯を開くと和輝から
"ぐっすり寝てるし
起こすのめんどいから
先帰るわ(^O^)"
とメールが
入っていた。
「和輝くん、先帰ったの?」
「ああ。そうみたい。
起こしてくれて、ありがとな。」
じゃっ、
と教室を出ようとした
その時・・
「あのっ
竹本くん!!」
「ん?」
「その・・・良かったら
一緒に帰らない?」
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