君の全てを教えて。




「竹本くんの事、
好きっ!!」




と、朝っぱらから告らんた。


あ、竹本って俺ね?





「ありがとう。でもごめんね?俺きみの事よく知らないし・・・」



「そっか・・・。ごめんなさい。 でも、あの・・」


「?」





彼女に頼まれ、俺は今赤外線中。


後ろを見てみると案の定、和輝も告られていた。




「ありがとう!じゃあメールするね!」


「あ、うん。」



そう言ってその子たちは走り去って言った。




「優斗・・・。またアドレス教えたのー?」


「っ!仕方ねぇじゃん!!頼まれたんだから。」


「俺断ったよ?
悠斗は罪な男だね。」


「はぃ?!何で?!」


「そういう事するから女の子たち期待持っちゃうんじゃないの?
どうせ付き合う気ないんでしょ??」





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