五線譜のレンアイ
「じゃあ、はるか行こう。」



一旦、私たちは抜けることにした。

SEXなんてどうせ、守の欲求不満をうめているだけ。

だって、守には彼女が何人もいるんだから。



いつものように、SEXをする私たち。

気持ちよくなんかない。

守の欲求不満処理道具なんだから。





「はるか、気持ちよかった?」

「うん。」



嘘を言うのはうまくなったと思う。



そうやってあたしは家に帰った。

ただ、あたしは家にも帰りたくなかった。
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