王龍













部屋はモノクロで
統一されていて
あまり物がなく
なんとなく
寂しい感じがした



ガチャッ



部屋にある
唯一の扉が開いた



「ありゃ
これ、やったの君?」



そういいながら
入って来たのは
銀に近い白髪の男だった



そいつが
指差すのは
さっきあたしが
殴った男


よく見たらこいつ
あたしを鉄パイプで
殴った奴じゃん













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