約束の誓い
「彼女できたんだ…」

私はとっさにこう返すしかなかった。
『良かったね』って『幸せに』って。
私はそんなこと思ってない。それに…今まで剣のこと気にしてなかった。
でも、私嫉妬してる。

私何で?3人とも好きなんて。はっきりして自分。
とにかく折角のパーティ。楽しまなくちゃ。

あーパーティは楽しみだよ。でも、この気持ちは…この想いは…なんだろう…
拓真優しさ…海斗の笑顔…剣の彼女への嫉妬…
この3つが頭の中をぐるぐる
…選べないよ…


そんなぐだぐだが数日続いた。

パーティ当日。

う゛―ん…どの服着ようか…。鏡見て服を選ぶ。
「はりきりすぎ?」
あっ、このミニスカにしよ。

あとは…メイクOK!まき髪OK!
準備完了♪


…そろそろ杏が来るころだ。杏、私に話しあるって。
なんだろう??
だから、杏だけ1時間前に来るんだ。
なんの話しかな~


「おじゃましま~す♪」

「杏!!いらっしゃい!」

「あっ、美雨誕生日おめでとう」

「ありがと~」やっぱ友達っていいな。

「今日の美雨の服可愛い」

「ありがとう♪杏はいつもと雰囲気ちがう」

「そう??」

「うん。杏話って何?」

< 31 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop