約束の誓い
「帰れ。お前の顔なんか見たくもない」

「ひどいよ」

「ひどいのはどっちだよ」
剣…。
私のことなんてどうでもよかったの??
それとも初めからそんなに好きじゃなかったとか??

「もういい。私だってあんたの顔なんか見たくない!!」

「…」
言ってから後悔した。
剣がすごく悔しそうで…。でも辛そうなそんな顔をしてたんだ。

「はっ。ごめん。今日は帰る」



剣の家から帰る中。
私はずっと後悔していた。


もちろん先に言った剣が悪いに決まってる。
でも…私が拓真と会ったことで嫌な思いをさせた。だから、私が悪いのかも・・・。

ドンッ!!!!!!!
街を歩いていたらおじさんにぶつかってしまった。
ん??酔っぱらってるみたい…。

「君可愛いね。何歳何ちゃん?」
無視無視。
相手にしちゃだめだ。
でも…

バッ!!!
手をつかまれた。


気がついたら……
「もしかしてここ…カラオケ!?」
どうしちゃったんだろう私。覚えてない。

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