約束の誓い
街に行って、おじさんに会って、話しかけられて、手とられて…。
「あっ、じゃあおじさんがいるはず…なんだけど…いない?」

ガチャ!!!!
あっ、やっぱあの時のおじさん!!

「あ――美雨ちゃん気づいちゃった?」

「えっ、何で名前…」

「何でって。生徒手帳見たんだよ」
私のカバンの中身が散乱してる。ケータイ、ポーチ…。

「勝手に見ないでください!!」

「可愛いな。あっ、ビール持ってきたよ」

「私16歳です。見てわかりますよね」

「いーじゃんいーじゃん」

「無理です」

いった瞬間おじさんの顔が曇った。

ドンッ!!!!!!!

「文句言わずに飲めばいいんだよ」
そういうと強引にグラスを口にあててきた。
「もう駄目」


そう思っていた時…

ドアが開いた。
そこにいたのは…

「剣!?」

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