桜咲く、恋




晴希はそう言い私の手を握って隣りに並ぶ。



付き合ってる……?

私たちが……?






『私……晴希のこと嫌いって言ったじゃん』




それなのに、




どうして……………?





「……でも別れようなんて言われてない。」


『……っ…!』



「だから一緒に帰る」




より一層、力を強めて私の手を握る。





晴希、大好き。





もう言葉にならないほど、大好きなの。




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