桜咲く、恋





温かくて優しい気持ち。


春みたいな気持ち―…





「……俺も紗紀に出会えてよかった。」



晴希は優しく微笑んだ。





『うん。…ねぇー初めて私たちが出会った日に晴希が私に言ったこと……覚えてる?』




「………覚えてるに決ってるだろ。」




あの日――…

晴希は私に“春”が好きか?って聞いた。



そして私は、“春は好きでも嫌いでもないかな?”って答えた。






すると、晴希は―…。


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