飛鳥


プルル プルル

「はい。
一条です。
あっ、ちょっと待っててね。」


「羽鳥~
佳茄ちゃんから電話よ~~~~~」


佳茄は、
幼稚園からの仲
今は、毎朝一緒に学校に行っている


ダッ ダッ

「はいっ。」

「あ~
羽鳥明日何時に行く~?」


あぁ、
受かったんだ。

じゃなきゃいつもと同じ時間でいいんだから、
電話何かしてこない。


「何て書いてあったぁ?」

気になる

「合格。
おめでと。
って、書いてあったよ。
みんな違うの?」

「わかんないけど
みんな違うのかなって
思って聞いてみた。」


私は、自分が落ちたとは言っていない。
どうせいずれ解ってしまうんだから…………。




< 32 / 106 >

この作品をシェア

pagetop