飛鳥


あっ
戻ってきた。


「どうだったぁ~?」

「何か校長先生がぐだくだ話してるだけだったよ」


「ごめんね。
羽鳥
うち浮かれてて、
学校に行くあいだも……………。」

「全然大丈夫だよ♪
二人ともおめでとう」


「よしよし」


佳茄に頭を撫でられた。
正直いやだった。

どうしてこんなやつに同情されなきゃいけないんだろう。

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