私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
「志乃ちゃんは悪くないよ☆」


由依もすかさずフォローを入れる。


「兄のことは後でみっちり絞っておくから今回はそれで許してあげてね」


「っ!!!!」


そろそろと志乃さんの背後から近寄り、うさぐるみを取り替えそうとしていた社長がビクッと反応した。

どうやらお見通しのようだ。


『そういえば志乃さん、あの歌と体操って誰が考えたんですか?』


そう、ずっと気になっていた。

あのヘンテコでまとまりのない体操は誰が考案したんだろう?


「それも兄よ」


『ホントにっ!?』

「マジっすか?」

「うそーっ☆」

「本当ですか?」

「えっ……!?」


5人同時に叫ぶ。


< 112 / 212 >

この作品をシェア

pagetop