私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
「本当に本当だな?

失敗したら……どうなるか分かってるよな?」


脅しめいた遥の発言に怯えて何度も首を縦に振る。

そんな私の様子を見るに見かねて由依が口を挟んだ。


「もう、ハルちゃんったら意地悪なんだからっ!!

ハルちゃん、女の子にはもっと優しくしてあげなきゃダメだよ?☆」


「男性にあるまじき言動だな」


表フェイスはフェミニスト、ついでにフェロモンたっぷりの紫水も由依に同調する。


「……最低」


清龍までもが短くかつ的確に遥を非難する。


「いや、だって……」


『ちょっとくらい優しくしてくれたっていいじゃん……』


形勢逆転。

筋肉痛と眠気で潤んだ瞳で睨む。



「あーっ!!

ハルちゃんがカナちゃん泣かした~!!☆」


由依が涙の訳を誤解してさらに責めると遥はうろたえた。


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