私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
「昨日のライブも私見に行ったんですよ。
本当は今月お小遣いピンチだったんですけど、やっぱファンとしては見逃せないじゃないですか?
だからお母さんに頼み込んで来月のお小遣い前借りしてようやくチケットが取れたんです。
それでそれで……」
『あ、あの、え~っと……』
彼女はこちらの様子に気づかず、弾丸トークを繰り広げている。
こういう時ってどうすればいいんだっけ?
ファンの子の手を無理やり振りほどくってのもね……。
視線をさまよわせて由依に助けを求めるも、由依にもどうにもならない。
もはや話の内容なんて全く頭に入ってきていない。
何とかしなくちゃと気持ちばかりが焦っていく。
「もう私、光さんがステージに出てきたとき、キャーってなって……って、えっ!?」
半分パニックに陥った私。
気づいたときにはフワッと目の前の彼女を抱きしめていた。
本当は今月お小遣いピンチだったんですけど、やっぱファンとしては見逃せないじゃないですか?
だからお母さんに頼み込んで来月のお小遣い前借りしてようやくチケットが取れたんです。
それでそれで……」
『あ、あの、え~っと……』
彼女はこちらの様子に気づかず、弾丸トークを繰り広げている。
こういう時ってどうすればいいんだっけ?
ファンの子の手を無理やり振りほどくってのもね……。
視線をさまよわせて由依に助けを求めるも、由依にもどうにもならない。
もはや話の内容なんて全く頭に入ってきていない。
何とかしなくちゃと気持ちばかりが焦っていく。
「もう私、光さんがステージに出てきたとき、キャーってなって……って、えっ!?」
半分パニックに陥った私。
気づいたときにはフワッと目の前の彼女を抱きしめていた。