私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
『来てくれてありがとう。

これからもずっと僕のファンでいて……』


自然と口から出た言葉。


「……っ//」


ふいに抱きしめられた彼女は耳元でそっとささやかれ、真っ赤になってノックアウトしてしまった。


『うわっ、大丈夫!?』


途端に我に返り、地面に倒れていく彼女をすんでのところで抱き止める。


「……耳、耳が~っ//」


彼女は腕の中でうわごとをつぶやいていた。


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