私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
『も~、何っ!?』


「クスクスッ……ヒカちゃん、考えてること全部口に出してたよ☆」


『なっΣ!!』


私の反応を見て、さらに由依が笑い転げる。

服を濡らしたくないと言っていたのに、転げ回って汚してしまうのは矛盾している気がするが、今はそれどころではない。


『え~っと、それはつまり……、私が全部自分でバラしてたってことだよね?』


「うん☆」


私のバカ~!!


由依の笑顔がこの時ばかりは恨めしく感じられた。


『どこから?

どこからどこまで聞いてたの?』


やってしまったものは仕方がない。

それより重要なのは“どこ”を聞かれてしまったのかだ。


ゴクリと唾を呑んで、由依の答えを待つ。


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