私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
嫌な予感とはかなりの確率で当たるものである。

動物の自衛本能の成せる業なのだろうか?


紫水が持ってきたのはやはり、あの“地獄の一滴”だった。


オリジナルと改悪版、どっちだろう?

っていうか、さっき紫水が自分だけ離れた場所にいたのは、単に避難してただけじゃなくて、これを持って来るためだったんだ……。



『あ~っと、いや、それはちょっと……』


どうしよう。

あんなもの、呑んだら絶対におかしくなる!!

本当は冗談じゃないよって、怒鳴って突き返してやりたいけど、パーティーの最中にそんなことできないし……。


とそこへ……


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