私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~


『遥ってどこに……?』



「ええぇっ!?

カナちゃん気づいてなかったの!?☆」


『……へっ?」


ポカンとサングラス男を見つめると、奴は呆れた表情でサングラスを外した。




『はっ、遥……?』


そう、超不機嫌サングラス男は遥だったのだ。



サーーッ。

全身から一気に血の気が引いていく。


「よくもこの俺様に蹴りを入れてくれたな?

おまけに変態呼ばわりまで。

せっかく俺様が助けてやったのに。

どうしてくれるのかなぁ?」


こちらは全身からドス黒いオーラが噴き出ている。

まさにヘビに睨まれたカエル状態……。


『すっ、すいませんでしたっ!!』


「ごめんで済んだら警察はいらねぇんだよ」


超御冠……。


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