私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
「当たり前だ、俺様のなんだから。

貸してやるだけありがたく思え」


『はいはい。

ありがとうございます、遥サマッ』


高圧的な言い方に多少腹が立ったものの、またさっきみたいな目に遭うのは嫌なので素直に(?)受け取る。


「ねえねえ、これから何して遊ぶ?☆」


ウキウキした様子でそう言う由依はというと、ビーチボール、浮き輪、シュノーケル、スコップにバケツ、スイカなど色々抱えている。


「おい、由依、まさかお前それ全部使う気か?」


「え~、ダメなの?☆」


すごく残念そうに言う由依。


やっぱり由依ってかわいい~♪


「今日はあんま時間ないからな。

由依、我慢しろ。

また今度だ」


「は~い……」


紫水に諭され、不服ながらも返事をする。


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