私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
「まあまあ、そんな怒るなよ。

ちょっと、からかっただけだし」


空気が重くなったのを感じ、紫水が由依をなだめるが、由依は相変わらず渋い顔。

ところが、


『由依、手大丈夫?』


と、私が由依の手を取って心配すると、


「大丈夫だよ☆」


と、先程とは打って変わってとびきりの笑顔を見せた。



『良かった~』


「カナちゃんはとっても優しいね。

心配させてごめんね。

一緒にあっちの海の家に行こっ☆」


そう言って由依は優しく私の手を握り、海の家に向かった。

その後を紫水が眠っていた清龍の襟首を捕まえて、乱暴に引きずりながら追う。


(由依って奏が絡むと時々性格変わるよな……
↑by 紫水)

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