私こそ光る☆君 ~ﾗｲﾌﾞﾂｱｰ編~

『あれ？

何ともないの？』


いっこうに変化が現れない３人の様子を見て、海晴に尋ねる。


前のときは飲み干してすぐ、遥に異変が現れたのに……。

本当に紫水はあれを改良したの？


「別に何ともなっ……」


“い”まで言うことができなかった


先ほどまで平然としていたナイサン３人組みがゴホゴホと咳き込み始める。


「うっわ!!

まっずっ……」


「おぇっ、辛っ!!」


ま、まさかの時間差クラッシュ!?


「あれの苦しみは飲んだ奴にしかわかんねぇ」


まずさに悶絶する３人を見て、遥はますます顔色が悪くなっている。