私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
「セイ、お前もこれ飲むか?」


「……うん」


ふと横を見ると、紫水が清龍にグラスを手渡している。


“そんな危険なものを飲ませるんじゃありません!!”


と言う間もなく、グラスに並々と注がれた“改良型・地獄の一滴”を清龍が飲み干す。

実に美味しそうに。



果たして、今回も清龍は大丈夫なのだろうか?

今のところ、清龍に何の変化も現れていない。

しかし、今回は油断してはならない。

何しろ、アレには時間差クラッシュという隠し技があるのだから。


十数秒後、ふいにこちらを向いた清龍が言い放った言葉とは……?


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