私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~


グイッ。



肩に触れていた手を思い切り引っ張られ、再びベットの上に倒れ込む。


『うわっ!!

ちょっと、起きてるんならそう言ってよ」


慌てて起き上がろうとすると今度は由依の手が腰に回り、抱き寄せられる。


『ちょっと、由依ってば!!

イタズラするのもいい加減にしなさいっ』


焦ったことで変にお母さんみたいな口調になる。

それにも由依の反応はない。


ひょっとして、まさか……?



「……スー、スー、スー……」


寝てるし……。


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