私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
『ねぇ、由依!?

起きてってば~!!

離してよっ』


「んー……」


寝ているにもかかわらず、由依の腕はがっちりと腰に巻きついていて離れない。

離れるどころか、声をかけるたびにますます腕に力が入ってくる気がする。


どうしよう……。

なんかくすぐったいし……。


『ひゃっ!!』


とうとうくすぐったさに我慢できなくなって声を上げた。

すると、パチリと由依の目が開いた。


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