私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~
「なんでお前がここにいるわけ?」


また何も覚えてませんっていうパターンか。


「つか、お前顔近いし。

何、俺様の寝顔でも盗み見してたのか?」


『ぎゃっ!!//』


ゴンッ。


慌てて遥から離れていたところ、抱えられていた身体の支えがなくなり、バランスを崩してまたもや木枠に遥の頭がヒット!!


「いってぇな!!

急に手ぇ離すなっ」


後頭部を押さえて遥は文句を言い出す。

寝起きだというのにこの人は大変元気がよろしい。


『だって、遥が変なこと言うから悪いんでしょ!?//』


「ほぉ~?

俺様のせいにする気か?

人の頭ぶつけといて」


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