Cherry Pink
2年前
「オレ、沙里が好きなんだけど」
「え…」
「付き合わねえ?」
軽くて…チャラいヤツだと思ってた。
「うん」
「じゃあ、よろしくな…」
でも、違ったんだ。
告白してもらった時、気づけば良かったんだ。
ケンカっ早いけど、根は優しい諒哉に。
何より、彼女であるあたしを大事にしてくれる彼女想いの諒哉に。
今、思えばあたしは幸せだったのかもしれない。
サイテーなあたしを知ってても、諒哉は愛してくれた。
だから…