幼き頃のそなたを愛する
「長政。私はそなたのような弟が欲しかったのじゃ!
これからは兄上の言う事を聞くのだぞ?
それが弟君の役目なのじゃ!
よいな?」
「 はい。兄上。」
「では、さっそく兄弟の契りを結ぶのじゃ!」
そう言い兄上は私の小指を自分の小指を結ぶ。
「指切りげんまん
嘘ついたら 二度とおやつは食〜べない
指切った」
「それはひどいよ 兄上…」
「これくらいの心掛けは必要じゃ!」
兄上は楽しそうに笑っていた。
私もつられて笑った。