幼き頃のそなたを愛する

「なんじゃ?なんじゃ?」


男の声におとんは慌てだした。



「この子は河童なんかじゃないぞ!


神童じゃ 神童!



この子には、笛の才能があるぞ!



ぜひ、我が家に引き取り
この子に笛を教えたい!



お許し頂けるかな?父上!」



私の運命が変わりだした瞬間だった。
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