愛しキミへ
意識がもうろうと してきた。



白に染まっていく、俺の視界には
愛する彼女と、
親愛なる親友の姿…


達也来たんだ。





どうでもいい事を 思いながら、俺は 静かに意識が飛んだ。





『まこと!まこと!』



……透き通った声が俺の名前を呼ぶ。




「ん…んぁ」



『やっと起きた。
もぅ心配したんだから!』



俺は、いまいち、状況が理解できない。


ここは?…バスの中

なんでゆかりが隣に?


達也は?







不思議そうな顔をしてる俺に気づいたのか、彼女は、全てを話してくれた。





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