ある昼休みの会話
今度はマミの横から橘さんが顔を出して
冷静な口調でそう言ってきた。
ってかこの人達、一体どっから話訊いてたわけ?
「だから、川崎さんは耐えられるのかって聞いているの」
「・・何に?」
言ってる事がちっとも理解できない私はまた
首を傾げて質問で返した。
すると、やっぱり分かってないのね。
ため息をついてこちらを睨んできた。
いやいや、だから何が分かってないのかこっちが
分からないし。
「いーい、川崎さん、確かに朝食パンマンは話し方も
丁寧だし、優しいし、ステキだけれど。
あの人はとんでもなくナルシストだし、くっさいセリフを
平気で吐くし、大体、あの詩にあなた耐えられるの!?」
耐えられるって、そんな事言われたって・・
ってか大体、そんな感じの人、であって、
キャラではないし、朝食パンマンが理想ではないんだけど・・
心の中でそう突っ込みを入れながら
それでも余計な事は言うまいと黙って三人のやり取りを
訊いてみる。
「いやいや、カナちゃんに朝食パンマンは似合わないでしょ!」
「そうだってあんなくっさいセリフ吐く人と付き合っても
さすがに持たないわね」
「うんうん確かに」
そう言いながらうんうんと腕を組んで頷く三人。
・・・この三人、頭大丈夫かな?
「だったらさ、激彼ーパンマンは?」