ある昼休みの会話

今度はマミの横から橘さんが顔を出して
冷静な口調でそう言ってきた。


ってかこの人達、一体どっから話訊いてたわけ?

「だから、川崎さんは耐えられるのかって聞いているの」

「・・何に?」

言ってる事がちっとも理解できない私はまた
首を傾げて質問で返した。

すると、やっぱり分かってないのね。

ため息をついてこちらを睨んできた。

いやいや、だから何が分かってないのかこっちが
分からないし。


「いーい、川崎さん、確かに朝食パンマンは話し方も
丁寧だし、優しいし、ステキだけれど。
あの人はとんでもなくナルシストだし、くっさいセリフを
平気で吐くし、大体、あの詩にあなた耐えられるの!?」


耐えられるって、そんな事言われたって・・

ってか大体、そんな感じの人、であって、
キャラではないし、朝食パンマンが理想ではないんだけど・・

心の中でそう突っ込みを入れながら
それでも余計な事は言うまいと黙って三人のやり取りを
訊いてみる。


「いやいや、カナちゃんに朝食パンマンは似合わないでしょ!」

「そうだってあんなくっさいセリフ吐く人と付き合っても
さすがに持たないわね」

「うんうん確かに」


そう言いながらうんうんと腕を組んで頷く三人。


・・・この三人、頭大丈夫かな?


「だったらさ、激彼ーパンマンは?」


< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop