願い
半信半疑から確信に変わった。しかしそれは自分の人生も半分になった事も事実になる…

「よしっ!まだ昼前だし近くのコーヒーショップで時間でも潰して人が多くなるのを待つか。」

彼は近くのコーヒーショップへ足を運んだ。

「いらっしゃいませぇ〜」
自動ドアが開くと同時に明るい声が店内に響く。

「んっ?レジの人が女性なら金を払わなくても済むのか?おごりです。みたいな感じで。やってみるか。」

「お決まりですか?」

「え〜と…アイスコーヒーお願いします。」

「お客様。本日は私が代金をもちますのでお好きなものをお選び下さい。」

「えっ?なんで?そう言うサービスとかってあるんだっけ?」

彼は白々しく不思議そうに聞いた。

「いえ。そういったサービスは行っておりませんが私がそうしたいのでさせてください。」

「そうですか。ありがとうございます。でもアイスコーヒーでいいですよ。」

彼は渡されたコーヒーを持ちテーブルに座り

「なんかいいな。これから金もあまり使わないで済むな。」

彼は微笑みタバコに火を付けた。
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