【完】王子様は年上男子!?―年上王子様と年下美少女☆―
「なに言ってんだよ。そんなんで死ぬわけねーだろ」


谷口先輩はそう言うと、呆れたようにため息をついた。




「……さよなら」


私はまた図書館の方に向きを変えた。




「お、おいっ!!待てよっ!!」


谷口先輩がいきなり私の腕を掴んだ。




「ふぎゃっ!!」


私はその反動で谷口先輩の方に引き寄せられた。



「なっ、なにするんですかっ!!」
< 131 / 188 >

この作品をシェア

pagetop