【完】王子様は年上男子!?―年上王子様と年下美少女☆―
ピーンポーンッ


き、来たっ!!




「はーい」


私は玄関を開けた。




「遅くなった。……悪い」


目の前には、息を切らした谷口先輩が立っていた。




「……走って来たんですか?」


わざわざ走って来なくてもよかったのに。




「はあ……大学に、居たからな」


「そ、そうなんですか。……あっ、どうぞ」
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