【完】王子様は年上男子!?―年上王子様と年下美少女☆―
「……早く言え」


私は意を決して、ゆっくりと口を開いた。




「私……谷口先輩のことが、好きですっ」


そう言った瞬間、谷口先輩が目を見開いたのがわかった。




「……えっ」


谷口先輩が困ったような顔をする。




「すいません。いきなり変なこと言って。……でも、ほんとに谷口先輩が好きなんです」


私は谷口先輩をジィーッと見つめた。
< 184 / 188 >

この作品をシェア

pagetop