【完】王子様は年上男子!?―年上王子様と年下美少女☆―
……まあいいや。どんな手を使おうが、私には関係ないし。




「谷口せんぱーい?」


午前中の抗議が終わり、急いで食堂に向かった。



「谷口せんぱーい?」


でも、谷口先輩はどこにも居ない。




「……あれっ?なんで居ないの?」


自分から呼び出しといて、まだ来てないってどういうことよ。




「もう」


なんなのよーっ。




「……はあ」


そしてため息をついた瞬間―――




ブーッブーッ


手に持っていたケータイが震えた。




「ん?」


もう、こんな時に誰よ。
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