よせあつめ日記


花音と私はくだらない話しをしながら学校へと歩いて行く。

ちなみに花音は私のことを「りんちゃん」と呼ぶ。だから私も花音を「のん」と呼ぶ。クラスも毎年同じだからいつも一緒に居る。そんくらい仲良しなのは学校でも花音くらいだなぁって、それじゃ友達いないみたいじゃないか…。

そんなこと思いながら校門を潜る。
そして花音があっ!と言ったので何事かと思いきや、

「あ、要芽君だ。」
「げっ!」

おーい要芽君ー。とニコニコ手を振る花音。

ヤ・メ・ロ

私はあいつが嫌いだ。
つんけんしてるし、所謂犬猿の仲なのであるからにして奴も私を見た瞬間顔をしかめた。

「今日も早いねー。」
「まぁな。」

顔を合わせないようにツーンとそっぽを向く。奴も同様にツーンとそっぽを向く。

たわいない話し、といっても奴は会話したくないのか相変わらずだが花音には何故か優しいとこがあるのは気のせいか?

しばらくして花音がバイバイと手を振って学校に歩きだしたので、私も後を追う。

ほんと、ムカつく。


< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop