ありのままを君に
目が合うと翔は
目を丸くした。
そんなにあたしの顔
酷いのか。
「…知ってる」
駄目だ。
まともにつっこむ気力もない。
「…元気なさすぎだろ」
目の前の席に翔が座る。
そか、ここ翔の席だ。
気でも使って今日は何も
言ってこなかった。
「あたし別に凹んでないから」
「その顔で言うか」
「…」
昨日徹夜したのには理由があった。
「翔、ゆっちゃん」
「あ?」
「なに?」
「協力してくれる?」
あたしは昨日徹夜で書いた
あるノートを広げた。