ありのままを君に



青い空の下、
まるで先輩を照らすように
太陽が輝いてる。


姫のテンションも
どんどんあがっていく。


女子にはクールで
あまり笑わない先輩、

男子の前では子供みたいな
笑顔で笑う先輩。


あの笑顔であたしを見てほしい,って
思った時にはもう好きになってた。




…でも今は見てるだけでいい。


だって先輩は彼女作らない人。

こうやって休み時間に先輩を
眺める事だけできてれば


それだけで十分。




頬杖をついて
2階の窓から先輩を眺める。

この教室が2階なのを
ここまで呪ったことはない。


先輩の表情が少ししか見えないのが
本当に残念。

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