【続】婚約者は旦那様♪
その周りにはすでに女の子達が集まっている。


達也の周りに黒いオーラが見えるのは私だけ…?


達也はその女の子達を無視してキョロキョロしながら何かを探しているみたい。



まぁ多分、探しているのは…



「あっ、いた!優羽!」



やっぱり…私か……



達也がニコッと笑って近づいてきた。



「もう授業終わっただろ?」


「う、うん」


「なら帰るぞ」


達也はそう言って私の手をとり歩きだした。



「えっ!?えっ!?…じゃあね、莉奈」


「またね~」莉奈はニヤニヤしながら手を振っていた。



達也はたまに同じぐらいに授業が終わる日は迎えに来てくれる。



嬉しいんだけど周りからの視線と声が痛い…



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