【続】婚約者は旦那様♪
サァァッと風が吹いた。






悲しいのか…嬉しいのか…、
複雑な気持ちがグルグルと私の中を渦巻いている。














ふと隆之くんの目線が逸れた。





「---いつまで、そこにいるんだよ」



えっ?


誰かいるの?




後ろに振り返ってみたら…











「…いつから気付いてたんだよ」


大きな木の後ろから無愛想な達也が出てきた。





いつからそこに…


もしかして--今の聞いてた・・・?





「結構、前からな?本条 達也」


隆之くんは、じっと達也を見ている。


・・・・というより、少し睨んでる?


< 106 / 334 >

この作品をシェア

pagetop