【続】婚約者は旦那様♪
あいつの目…

俺が気抜いたらすぐにでも優羽を奪うような目をしてた。



結婚したと思ったら、強力な敵が現れたよι






「で?その優羽ちゃんの元カレの名前は?」



「…上野 隆之」



あいつの名前を出すだけで少しムカつく。


俺ってこんなに余裕なかったっけ?





「上野って…法学部の貴公子?」



貴公子?



「なんだよ、それ…」



「上野の呼び名。誰にも優しく接して笑顔がいいから、そう呼ばれてるんだと。

ようするに、達也とは反対だな」


ニヒッと笑う将也。




「ほっとけ」


俺は顔を背けた。













「--で、達也はどうするわけ?」


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