【続】婚約者は旦那様♪
「…優羽を渡すつもりはねぇよ」



ずっと想ってきた人。


もう離さないって決めたんだ。




たとえ…優羽が好きになった元カレだとしても……

















「本条くーん!」



いきなり名前を呼ばれたと思ったら、入口に桃井が手を振っていた。




「だれ?」



「優羽の親友」



俺はそう言って桃井のほうまで行った。




「どうしたんだよ?桃井。優羽になんかあった?」



「ねぇ。優羽から栄養学科の出し物聞いた?」



「いや…」



そういえば聞くの忘れてた。


あれから、どうしたらいいかわからなくて優羽とはまともに話してなかったし…





すると面白そうに桃井はニヤッと口角が上がった。


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