【続】婚約者は旦那様♪
「たつ…や・・・?」



「優羽。…ずっと俺の傍にいて」




ここにきて俺の不安が現れた。



俺らしくないってわかってる。



けど…どうしても・・・!










すると優羽がそっと俺の背中に腕を回した。




「いるよ。ずっと」



下から優羽の声が聞こえた。






けど、不安は拭えなくて俺はただ優羽を抱きしめた--


















なぁ、優羽――



きっと俺は優羽が思っている
以上に優羽を溺愛している。




優羽が俺のことを思っているのはわかっている。




だけど……


“あいつ”が現れたことで俺らの歯車が狂ったことも

確かだったんだ――














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